2011年09月

ツユムシ


台所で目撃。

たいへん長らくお待たせいたしました。

文部科学省はきのう29日、航空機を使って測定した放射性セシウムの蓄積量について、千葉県と埼玉県の汚染マップを公表した。

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/09/1910_092917_1.pdf


下の図は地表面へのセシウム134と137の合計沈着量を表している。



21世紀の科学技術大国が事故発生から半年も経ってやっと「仕事」をしたわけだ。

ま、それはそれとして、、、

このマップ上、赤や黄色に塗られた地域は、事実上ヒトが住める場所ではあるまい。

数兆~数十兆円を投入して除染をしても、たぶん徒労に終わるだろう。

それよりも、代替地を用意して、できれば市町村単位で移住をしたほうがいいと思う。


薄青色というか水色のあたりは、できれば子供や妊婦は住まないほうがいい。

この半年でたっぷり被曝しているので、今さらという感は否めないが、これからも屋上屋を重ねることはなかろう。

ある程度の年齢になるまでは「疎開」が望ましい。
現実には相当つらい選択になるだろうけど・・


こうした決定を行なった上で、さて、
除染の方法、費用をどうするか、出てきた核のゴミをどう始末するのかを、国の機関が一元的に統制すべきだ。

「年間5ミリシーベルト以下の地域の
除染については、政府は関与しません」などと口走る役人は、福島第一原発周辺に官舎を建てて、そこへ強制移住させればよい。

ファクト、ファクション、ハックション

院長の独り言」というブログがある。

管理人ご本尊が数10万アクセスとか喧伝している。

9月28日付の記事のタイトルが

『全面マスク、汚染拡大を防ぐ必要のある地域』

と、なにやらセンセーショナル。

オリジナルの記事を見ていただくのが一番だが、ここでちょいと再構成してみよう。




ファクトその1

さきごろ新潟の柏崎刈羽原発でトラブルがあって、そのレポートが東電から出ている。(http://www.tepco.co.jp/nu/kk-np/press_kk/2011/pdf/23071201p.pdf



で、院長先生は「社内で定める基準値」の表を引用している。



ま、“D区域” が最もヤバイ区域である。


40ベクレル/平方センチメートルというのが目安だ。

これを換算すると、

 40万ベクレル/平方メートル
400K/平方メートル 

となる。




ファクトその2

9月27日、文部科学省及び群馬県から航空機モニタリングの測定結果が発表された。(http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/09/1910_092714.pdf) 


配布されたPDFファイルには多数の汚染マップが掲載されているが、これはその中の1枚。



図の右下に凡例があるが、赤い枠で囲った部分が
ファクトその1におけるD区域にほぼ対応している。

院長先生曰く、


さて、これで見てみます。40万Bq/m2の範囲とはだいたい 300k-600kBq/m2と考えていいようですから
  • 飯舘村
  • 伊達市
  • 福島市
  • 二本松市の一部
が含まれているのがおわかりでしょうか。


らじゃ~。
仰せの通りにございまする。




ファクト???

ここからが問題発言である。

D区域 ・・ 全面マスクが必要。場合によっては(ぬれる場所では)アノラック(レインコートみたいなもの)も。


そして「全面マスク」の画像。




“D区域 ・・ 全面マスクが必要

この情報の出処は? と思い、グーグルで検索してみました。
もちろん、時系列的に旧いものを重点的に(笑

すると、院長先生のブログに行き当たった。
7月13日付の記事 ―― 「セシウム牛は要全面マスク域で飼育中だった・・

この記事の中に、ファクトその1、その2とほぼ同じ記述があった。


要するに懸念の対象が牛から人間に変わっただけか・・



ファクトとフィクションの “あいの子” をファクションと言います。

こういうファクションと付合ってると、、、

ハックション!! 風邪ひきそう。。

不思議の一二三

さっきから急上昇ワード堂々第四位!

また何かしでかしたかと、ニュースでググっても旧いネタしかヒットしない。


Twitter で検索かけても、ボットがこの急上昇を呟いているだけだ。

2ちゃんねるにスレが立っているわけでもない。


どうなってるんだ???




ご存じない方のために、、、

将棋に関しては、「神武以来の天才」と呼ばれ、その輝かしい戦績はお見事である。

このように、数々の栄誉に浴している。


なお、勝負師には珍しく、熱心なクリスチャンでもある。











http://2chart.fc2web.com/123/006.jpg動物愛護にも並々ならぬ情熱を注いでおり、近隣住民との軋轢もまた絶えない。
















引退について(61歳A級にいたときのインタビュー)
今でも、十分濃い内容の将棋がさせている。
健康面での問題さえなければ、
今後もまだまだ名局と言われる棋譜を残すことができると思う。
引退などかけらも考えていない。
今引退してしまったら、まだ将棋の事が7割ぐらいしか
分からないまま引退してしまうことになる。
50や55ぐらいで引退してしまったりしたら
将棋のことをまだあまりよく分からずに引退してしまうことになってしまう。

現在、C級1組で頑張っている。


http://blog-imgs-27.fc2.com/k/e/n/kenjipunkrock/20060520.jpg 個人的には好きですが・・


















それにしても、いったい何があったんだろう?

たぶん、このサイト(↓)のPV数もウナギ登りに違いない。





おまけ;



対応分析 ― KH Coder を用いて

動作環境

・ app-text/mecab-0.97-r1
 dev-lang/R-2.13.1-r1
 mecab-ipadic-EUCJP
  /etc/mecabrc の “dicdir =” 以降に辞書パスを設定
 khcoder-2b25a


テキスト

青空文庫所収の坂口安吾 「堕落論」 を用いた。


青空文庫からテキストファイルへ 」の手順に従って処理した後、さらに文字コードを EUC_JP に変換した。

総文字数7578、文の数153、段落数25のテキストである。
以下は、第一段落。

半年のうちに世相は変った。醜の御楯といでたつ我は。大君のへにこそ死なめかへりみはせじ。若者達は花と散ったが、同じ彼等が生き残って闇屋となる。ももとせの命ねがはじいつの日か御楯とゆかん君とちぎりて。けなげな心情で男を送った女達も半年の月日のうちに夫君の位牌にぬかずくことも事務的になるばかりであろうし、やがて新たな面影を胸に宿すのも遠い日のことではない。人間が変ったのではない。人間は元来そういうものであり、変ったのは世相の上皮だけのことだ。

KH Coder による分析

KH Coder on Gentoo (正しいインストール・起動の仕方)」に従って KH Coder を起動し、新規プロジェクトを作成して、まずはじめに 『前処理』 を行なった。

形態素解析の結果、抽出語の記述統計は以下のようになった。





つづいて、メイン・ウィンドウの 「メニュー > ツール > 抽出語 > 対応分析」 を選ぶと、次のような設定ダイアログが表示される。


ここでは最上段にある「最小/最大 出現数による語の取捨選択」の「最小出現数」を5に変更しただけで、残りはデフォルト設定のままとした。

参考までに、これらの抽出語統計を CSV ファイルに出力して表計算ソフトで確認すると、以下のような分割表が分析対象になっていることが分かる。


これは表の一部だが、列が形態素(43個)、行が段落(25個)である。
各セルの数値は、ある形態素がある段落中に出現する頻度を表している。



対応分析の結果をプロットしたのが下図。



横軸が第1成分、縦軸が第2成分である。

また、括弧内の数値は寄与率を表していると思われる。
両者をあわせて25%程度であるから、これら2変数でテキスト・データの1/4を説明しているに過ぎないことに留意すべきだ。



グラフ上の各形態素の位置は、対応分析で得られた第1成分と第2成分のスコアをそのまま座標としてプロットしているようである。


なお、段落に関するプロットは行なわれていない(筆者が同じなので、よほどの理由がない限り、プロットする意味はないだろう)。



グラフ内の形態素の分布から、ある程度の形態素間の諸関係(類縁関係とか対立関係とか、e.t.c.)を見て取ることができる。

ま、大げさにいえば、平面に投影された坂口安吾の世界観、かな(笑



対象を名詞、動詞、あるいは助詞などに絞り込んで再分析すれば、また異なった特徴が現れるかも知れない。

このアプリケーションを利用すれば、いちいち R のスクリプトを自前で書かなくても、かなりきめ細かな対応分析ができそうである。





なお、メニューには 「共起ネットワーク」 もあるので、その分析結果も付録として載せておく。

上のグラフと交互に見比べていると、興味は尽きない。




ギャラリー
  • 百舌鳥
  • キジ
  • キジ
  • 平成最後の満月
  • ウグイス初撮り
  • ウグイス初撮り
  • ウグイス初撮り
  • 小望月
  • オツネントンボ
記事検索
  • ライブドアブログ