2019年01月

凡庸さが誘発する狂気

福島の子どもたちに多発している甲状腺癌については、二つの異なる立場がある。

イメージ 3

ワシは川上先生のこの主張が正しいと思うが、
以下のような意見にもまた、多くの賛同者がいる。

イメージ 2


その一人が、このかた、元検事なので「モトケン」と名乗っている。

イメージ 1


「立証は不可能」と断定している。
しかし、統計的には立証可能だろう。

福島から遠く離れていて、自然放射能しかない地域で、
約30万人の子どもたちに超音波エコーによる甲状腺検査を行い、
その結果と比較すれば、たちどころに結論が得られるはずだ。
もし菊池教授の説が正しければ、
167件の手術を要する悪性ないし悪性疑いの癌が見つかるはずだから、
これと実際の観察数との差が有意かどうかを計算すればよい。

かりに有意だとなれば、福島の甲状腺癌には、
いわゆる過剰診断では説明できない甲状腺癌が存在することになる。

モトケン氏のいわんとするところは、
たとえそうだとしても、一人ひとりの癌と診断された子どもについて、
その原因が過剰診断か被曝による健康被害かを識別できないだろう、
ということである。
原因が不定であれば、法的な責任を問うことはできない、
というわけだ。


他の地域で大規模な対照調査を行なうのは現実的ではないし、
仮に無理やり実施して有意差が認められたとしても、
被曝との因果関係を個別の事例にまで適用できない。
こういう二段構えの防衛線を張り巡らせたうえでの「立証は不可能」なのである。


ただまあ、弁護士ではなく科学者なら、対照調査せずとも、
明らかな異常事態と認識できなければ、センスが疑われるレベルだろうと思う。

しかし、個人レベルでの科学的な因果関係の実証は困難だ。
甲状腺癌の手術が適切であったか、それとも放置しておいても問題がなかったか、
これは原理的に分からない。
癌が見つかった子どものクローンを作り、一人は手術、もう一人は放置しておいて、
死亡率を比較できれば話は別だが、それはSFの世界である。


で、ここから先は倫理の問題。
つまり、明らかに異常事態であるにもかかわらず、
個人レベルでの科学的因果関係の立証が不可能であることをもって、
加害者を免責してもよいのか。

菊池教授もモトケン弁護士も、その倫理性が問われることになる。

もちろん、そんなもん知ったことかと居直ることはできる。

ただ、そういう有名人は、かなり病的な「信者」を生み出すことになる。
たとえば、先日の報道(参照)に関して、

イメージ 4



万一 #反原発 派に知られれば、彼らは必ず女性の家に発ガン物質や放射性物質を撒きます。100ミリシーベルトの子ガンで死ぬことが彼らのドグマの完成なのですから # 福島


まあ、教祖が凡庸だと、信者たちが暴走してしまう図式には既視感がある。w

月と木星

天気、下り坂。
全天、雲雲雲。

氷点下の田んぼで、
雲間に入って来るのを待つのは、
観測というより修行、というより狂気か?www
親鸞さん、いわく、
善人なおもて往生をとぐ、いわんや狂人をや?!w


というわけで、本日は、この一枚のみ。

月齢 24.77、二十五夜

イメージ 1
2019/01/31  04:26:12




二十四夜

月齢 23.821

イメージ 1
2019/01/30  05:32:07




地球照。かなり無理な画像加工をしている(笑

イメージ 2



ついでに、カメラレンズで、金星・木星やアンタレスと一緒に。

イメージ 3

今日のキジバト君

イメージ 1

イメージ 2


一度 “つがい” でいるところを見たが、たいてい一羽。
なお、オスかメスかの識別は、かなり難しいらしい。

下弦の月

月齢 22.744

イメージ 1
2019/01/29  03:35:46




二十三夜。

「三夜様」とも呼ばれた。

三夜様(読み)さんやさま

旧暦23日の夜,すなわち二十三夜に講員が宿に集まって飲食をともにしながら月の出を待つことをいう。三夜様とも三夜供養ともいい,月待行事のなかでも最も盛んに行われた。月待のマチは,神のかたわらに待座する意味らしく,この夜には神の示現があると信じられていた。



ここに、「待座する」という見慣れない言葉が出てくる。

ネットで検索すると、他には次のような用例しかない。

この神社に「座立亥串」という信仰があり2本1組の亥串の1本に住所・名前を書いて、御神木(おがたま)招魂樹の根元に待座する座立猪の前に刺し立て、もう1本は家の清浄な場所に目線よりも高い位置にお祀りする。その昔、和気清麻呂が宇佐八幡の御神託をいただいて皇統を守り、更に宇佐八幡に詣でた際には霊猪のお蔭で足萎が癒ったという故事により「座立亥串」の信仰がある。

どうもこれ、侍座の誤用ではないかと思うが。。。

関連して、「座待」は比較的頻出語で、
「居待月」のことを「座待月」と言ったりする。



それはともかく、去る1月23日には、
我が大多喜町の月夜見神社で三夜様祭礼が執り行われたらしい(参照)。
新暦の23日というのが、?という気もするが、、、まあカタイことは言わぬが花。ww

ギャラリー
  • 百舌鳥
  • キジ
  • キジ
  • 平成最後の満月
  • ウグイス初撮り
  • ウグイス初撮り
  • ウグイス初撮り
  • 小望月
  • オツネントンボ
記事検索
  • ライブドアブログ